要約
- Kickstarterで成功した無線メカニカルキーボード(Keychron K1)を注文した
- 10日待っても発送されない。辛い
- ロープロメカニカル、色々出てきたよね…
- ヤケになってKeychron K2もプレッジ(支援)した
- メカニカル軸であること
- Bluetooth対応していること
- テンキーレスであること
- オシャレであること(重要)
- MacOS向けに最適化されていること
ロープロファイル
と呼ばれるキー駆動部分の高さが低いものが開発されたらしく、Kickstarterや中華勢のもので様々な商品が出ていると知った。
折角なのでロープロファイル・無線・Macレイアウトに対応しているという3つの条件で調べたところ、以下の2点のキーボードが引っかかった。
- Keychron K1
- Vinpok TapTek
Keychron K1
オリジナルのロープロ青軸、英字87キー(テンキー付きモデルもあり)、Bluetoothによる3デバイス接続とキーボードとして面白そうな所をちゃんと抑えてそう、という印象。画像のものが $74 + 送料 $10で合計9,500円ほど。 重量は650g、Bluetoothのバージョンは3.0。 2018年暮れ頃にKickstarterでファンディングを開始した新興企業とのことで不安もあるが、届いたとレビューしている人達からの評価は良さそう。 ただし、新興企業で数千万の資金を急に調達したためか「初期不良」「配達遅延」の報告が非常に多い。Facebookのユーザーグループでは順次配送に関するお知らせを配信していたり、ファームウェアアップデートの近況報告をマメに行っているため「継続して開発している」感があるのが好印象。 ついでにファンディング自体は完了しているので、「公式サイトから注文」する形になる。
VinPok Taptek
こちらも同様にオリジナルロープロ(青)軸、英字……えーと何キーかわからないけれどコンパクトな変態配列、Bluetoothによるマルチデバイス対応とKeychronと同じ用なスペックになっています。 重量は少し軽く520g、Bluetoothのバージョンは3.0。 MakuakeでとIndiegogoで合わせて5000万くらいを調達している。既に同社がいくつかの製品をファンディング成功させていることや、製品レビューを日本のブロガーが受けていたり、Facebookに広告が流れてくる(リタゲされてる…)事からうまくクラウドファンディングに乗っかってビジネスをしているなあ…というマイナス方向の印象を受けてしまった。この2つの製品を色々見て、結局Keychron K1をオーダーしてしまったが若干後悔している。
期待しているポイント
- 既にファンディング完了で製品が届いているレビュワーも多く、Apple社のMagicKeyboardより良いといったコメントがある
- Facebookのユーザーグループでファームウェア更新の近況報告やユーザーフィードバックに対するレスが丁寧なので、購入後も「新興企業のプロダクトを支援する」気分になる
不安なポイント
- 初期不良に関する報告がいくつかある。総出荷3000個に対していくつかKickstarterのコメントにかかれていることから、数%程度の確率で不良品を引きそう
- 配送が遅延していること。3/27に注文したが少なくとも4月下旬の配送までは待つ必要がある
ロープロ軸について
おそらくこのワードが浸透するようになったきっかけは中国のKaihua Electronics社が開発した Kailh Choc と呼ばれる低背軸。後発で中国系からいくつか、上記ファンディングのように自社開発キーが作られている。有名なCherry社も同様に低背軸を作っているが、搭載されたCooler master CK600シリーズの紹介を見ると高さは30mmを超えており、前述の2作品が20mmを切る高さを実現していることからKailh系ほどの薄型化は実現していない様子。
ロープロ軸を使った色々な製品
もちろんファンディング中のプロジェクト以外にも、ロープロ軸を使ったキーボードは色々あるみたいなのでメモしてみる。(※リストのソースは適当)
- HV-KB390L-JP(Kailh choc青軸)
- Tesoro GRAM XS(Tesoro 中国TTC共同開発
Ultra-slim mechanical switch) - PureWriter Blue(Kailh choc青軸)
- Majestouch Stingray 【LowProfile赤軸】テンキーレス・日本語かななし(Cherry ロープロファイル赤軸)
- Dareu EK820(Kailh choc赤軸 or 青軸)
- Hexgears X-1(Kailh choc赤軸 or 白軸 or 茶軸)
Keychron K2もプレッジした
色々調べてゆくとスタートアップに対して支援をするという行為を行っていない事に気づいたので、ちょうどよくプロジェクト開始したKeychron社のK2というキーボードにも支援してみた。 オーセンティックなメカニカルキーボードに、Fnキーまであるが小型化したレイアウトがツボだったのでつい……。 Bluetooth、Macキーキャップ、選べる軸色、光るキーにアルミニウム筐体全部入りで1万円未満って数字を見てついポチって支援してしまった。後悔は少しある。 折角オーダーしちゃったので、K1, K2もろとも地獄まで付き合うぜ!エンジニアとして働く90年生まれ。Web系技術を追っかけたり、PCガジェットや自転車いじりが趣味。オーディオオタク。