テクノロジーの進化は、人をシアワセにしたか?
僕はWebサービスを提供することを主たる業務とする某企業に勤めているが、この業界を志した時には「大きな影響力をもったメディアが結託することで情報の信頼性を担保したメディアを成立させる事が出来る」と信じて疑わず、飛ばし記事上等のタブロイドメディア(僕は週刊誌をルーツにしたメディアをこう決めつけていることでメディアリテラシーを担保している)を本気で駆逐できると考えていた。
だが、実際に媒体運営や収益ノウハウを身につけるにつれて、そういった悪のメディアが消えずに戦線を広げている事に納得感を覚えるようになってしまった。
- ビジネスモデルにおけるメディア信頼性のウェイトが低い
- CGMを過度にコントロールする媒体運営が成功していること
- ユーザーの全てが正しさを求めているわけではない
- 新聞の中吊り広告的コピーがネットでも成り立ってしまったこと
- ライターの悪評がむしろ人を呼び込んでしまうこと
- 少しでも古い情報は「終わったもの」と捉えられてしまうこと
- メディア運営者が「まとめブログ」に対応しないこと、もしくはそれ自身になっていること
- これら全てが収益的な成功を収めたメディアに適応できること
これらについて確たる根拠を持って述べる事は今の僕には出来ないが、いつかの時のために見出しを書いておく。

エンジニアとして働く90年生まれ。Web系技術を追っかけたり、PCガジェットや自転車いじりが趣味。オーディオオタク。