人それぞれの腰椎椎間板ヘルニア
下記時系列を見れば分かるのですが、私の腰椎椎間板ヘルニアの症状としては「第4~第5腰椎の椎間板ヘルニアにより右側のしびれや坐骨神経痛が生じ、歩行困難や疼痛による生活への支障をきたす」となります。腰椎椎間板ヘルニアに関しては症状の場所やその強さによって取るべき対応が違うため、参考になるかと思い箇条書きベースで色々書いてみます。
※現在進行系のメモなので随時更新します
※あくまで個人差の強い腰椎椎間板ヘルニアの1例のため、主治医と相談して治療計画を立てること。
時系列
時期 | 主な出来事 | 主な症状 |
3月中旬 | 不摂生による体重増加、運動不足、液晶モニタを10分間抱えて運ぶ | 軽い坐骨神経痛を覚える |
3月下旬 | 箱根旅行、散歩等の軽い運動 | 重い坐骨神経痛により長時間歩けない |
4月1日 | 最寄りの整形外科の初診 | 夜も眠れない疼痛、1歩も歩けない |
4月2日 | MRI撮影により腰椎椎間板ヘルニアが確定 | 疼痛による生活困難、椅子に座れない、タクシー移動 |
4月上旬 | 安静期間 | 移動はほぼタクシーにしないといけない、夜も眠れず激痛で不眠 |
4月中旬 | 移動は車メインで仕事復帰 | 重い坐骨神経痛だが座位や軽い歩行が可能になる |
4月下旬 | 痛みを紛らわすために暴食 調子に乗って自転車に乗り坐骨神経痛が悪化 | 仰向けで寝ても痛く、夜眠れない(坐骨神経痛から来る重い筋肉痛) |
5月1日 | 整体に通い始める | 安静な状態で寝られるようになる、中度の坐骨神経痛 |
5月中旬 | プランク等、体を動かさない筋トレや軽いストレッチを開始 体重増加を食い止めるために間食を断つ | 坐骨神経痛による軽度の足のしびれ、10分程度の歩行や座位によるストレスの少ない業務が可能 |

主治医に何て言われた?保存療法と手術/ブロック注射の何をするべきか?
昔ながらの整形外科と恵比寿でブロック注射を行っている整形外科に合計2件行ったものの、いずれも「痛み止めと安静による経過観察」を勧められた。憶測でしかないが「症状が右足に限定されていること」「麻痺や失禁等の重い神経障害になっていないこと」という症状のレベルから見て「保存療法でほっときゃ治る」と判断を下された可能性がある(そもそも初診から1週間しか経っていない頃の話なので、経過を見たかったのかもしれない)。
2人目の医師からは「ブロック注射や手術もいいけどリスクあるよ?」といった諭され方をした。
野球選手等アスリートの場合、ネット記事を調べる限りでは手術による改善が目につくが、稀とはいえ「椎間板ヘルニア手術の後遺症で車椅子生活」という例があるように、100%安全な手術というわけではないらしい。
自分の場合は症状が(比較的)軽度であることや、デスクワーカーという就労環境や経済状況を考えた上で投薬のみによる保存療法を選んだ。
試してみたこと
やったこと | オススメ度 | 備考 |
整体に通う | 100 | 坐骨神経痛により筋肉が緊張している場合、ストレッチや入浴、自力マッサージではどうしようもない |
アロマミスト(アロマディフューザー)の導入 | 80 | 「筋肉痛に効く」と謳う銘柄もあるが、基本的に家に籠もる羽目になるので鼻に好きな匂いで満たす行為は精神衛生上良い |
うつぶせ業務 | 60 | 休めるなら休めるに越したことは無いが、寝たきりで仕事をすると翌日ある程度楽になる |
空気清浄機の買い替え | 60 | 環境への投資 |
マッサージ機の購入 | 60 | マッサージチェアは腰椎椎間板ヘルニアに対して「使わないでください」と明記されているのでダメ。ピンポイントの刺激が出来るマッサージガンが自分には合っていたが、素人のマッサージはかえって悪化させる例もあるため、強くはおすすめ出来ない |
整形外科による牽引・温熱器 | 60 | 自分には効かなかったが、気軽に試せるようなクリニックを主治医にすると良いかも |
湯治 | 40 | 急性期の場合、ジェットバス等の強い刺激や無理な姿勢等でかえって悪化する可能性も高い(長座の姿勢になるため、そもそもヘルニアにやさしくない) |
快復後の自分へのご褒美を考える | 0 | 自分の予想より長期間にわたって症状が続くとナーバスになるのでオススメしない。治すことだけに集中するべき |
反省点
- 腰椎椎間板ヘルニアが坐骨神経痛の要因として強く出ている場合、安静にするだけでは坐骨神経痛の症状による筋肉痛が長期化する可能性があること
- 軽く症状が改善した所で「安静にするより体を少しでも動かした方が良い」という言説を信じて無理に運動をすると坐骨神経痛が悪化すること
- 同居人に負担を強いてしまったこと
やったほうが良いこと
- 痛みの無限ループから何としても脱出する
- 通勤や業務等で痛みに耐えて無理をすると症状が悪化するので禁忌
- 筋肉を揉んで「コリ」を自覚した場合、整体に行って整えてもらう
- 夜寝れない場合や腰骨まわりの筋肉にひどいコリがある場合、自分で軽く押さえるだけでも効果あり
- 趣味や娯楽に投資しても良い
- ヘルニアを治すのは時間だけなので、有意義な時間の使い方や精神の健康を維持するのが一番の「治療」なのかなと思う
- 寝て苦しんで1日を終えたりすると精神に来る

エンジニアとして働く90年生まれ。Web系技術を追っかけたり、PCガジェットや自転車いじりが趣味。オーディオオタク。